Q ワインの熟成は、
瓶詰めしたら終わるの?

A 通常、ワインにおいて『熟成』といえば、樽の中で熟成させる『樽熟成(エルバージュ)』をさします。ドメーヌやシャトーは樽熟状態を見極めて瓶詰めしなければならず、樽熟を知ることは重要なことなのです。そのため、発酵学としても研究され、論文なども多く発表されています。逆に、瓶詰め後の発酵である『瓶熟』について書かれた文献は見当たりません。そのため、「ワインの熟成は、瓶詰めしたら終わる」と思っている方も多いようです。しかし、瓶に詰めれば熟成が終わるわけではありません。
ではなぜ、瓶熟はほとんど究明されていないのでしょうか? おそらく、瓶熟はドメーヌやシャトーが売り渡した後、個々の問題となるため、研究する人がいないのでしょう。ドメーヌやシャトーの方々に伺っても、瓶熟について科学的に詳しく説明できる方はいませんでした。
瓶の中でも熟成を続けているワイン。最後の仕上げは、皆さんが瓶の状態で行わなければならないのです。